第37回 ALL JA1コンテスト 規約

1. 主催

東京大学アマチュア無線クラブ

2. 日時

  • 2025年(令和7年)6月28日(土) JST 09:00 - 20:00 (部門により異なる)
    • 2020年より第1日曜日から第4土曜日に変更しています

3. 参加資格

  • 日本国内で免許を受けている全てのアマチュア無線局
    • 相互運用協定によって日本国内で運用が認められており、日本国内で運用をしているアマチュア無線局を含む

4. 周波数

  • 電信・電信電話部門
    • 1.9MHz/3.5MHz/7MHz/14MHz/21MHz/28MHz/50MHz帯 のJARL主催コンテスト周波数に準ずる周波数
  • デジタル(FT8/FT4)部門
    • 7MHz帯
      • 参加者の分散を避けるべく、試験的に7MHz帯に絞っての実施と致します
    • 他の国内通信や海外通信を妨害しないため、使用周波数は以下の通りとする
      • FT4: 7.038 MHz
      • FT8: 7.041 MHz
      • 使用する周波数が混雑している場合、必要に応じて2kHz高い周波数へ移動すること

5. 空中線電力

  • 電信・電信電話部門
    • 免許によって認められた範囲
  • デジタル(FT8/FT4)部門
    • 免許によって認められた範囲かつ30W以下

6. 部門

以下の各部門に加え1エリア内・外の分類がある
また、HIGHバンド部門/LOWバンド部門では電信・電信電話部門の分類がある

1. 個人部門

HIGHバンド部門/LOWバンド部門/デジタル部門において、各1部門まで参加可能
個人部門での参加者は、全員自動的に個人総合部門(後述)にも参加となる
注意 : HIGHバンド部門/LOWバンド部門/デジタル部門は別の場所で運用できる
ただし、時間によって運用地が1エリアの内外にまたがる場合は、1エリア内総合部門として扱う

  1. HIGHバンド部門 (JST 09:00 ~ 12:00)
    以下の5部門から1部門のみ参加可能
    • A. 14MHz帯
    • B. 21MHz帯
    • C. 28MHz帯
    • D. 50MHz帯
    • E. オールバンド
  2. LOWバンド部門 (JST 16:00 ~ 20:00)
    以下の4部門から1部門のみ参加可能
    • F. 1.9MHz帯
    • G. 3.5MHz帯
    • H. 7MHz帯
    • I. オールバンド
  3. デジタル部門 (JST 13:00 ~ 15:00)
    • F. オールバンド(7MHz帯のみ、今回の参加状況により今後の部門数について検討いたします)
  4. 個人総合部門
    全ての個人参加者は自動的に個人総合部門にも参加となる
    A~Jの複数部門に参加している場合は、各周波数帯での交信局数の和とマルチプライヤーの和の積が総合部門の点数となる

2. 団体部門 (時間は個人部門に準ずる)

HIGH&LOWバンド部門/デジタル部門において、オールバンド部門に参加可能
全ての参加団体は自動的に団体総合部門(後述)にも参加となる
使用可能な周波数は個人部門と同じとする
複数の団体部門参加局に構成員として参加することはできない
団体部門参加局に構成員として参加する場合個人部門に参加することはできない

  1. HIGH&LOWバンド部門
    • K. オールバンド
  2. デジタル部門
    • L. オールバンド
  3. 団体総合部門
    • 全ての参加団体は自動的に団体総合部門にも参加となる

K・Lの両部門に参加している場合は、各周波数帯での交信局数の和とマルチプライヤーの和の積を運用人数で割った数が総合部門の点数となる(団体の得点計算は13.コンテスト全体の得点を参照)

7. 部門の一覧

エリア区分運用人数区分モード区分時間区分周波数の数区分
1エリア内個人電信HIGHバンド部門14MHz帯
1エリア内個人電信HIGHバンド部門21MHz帯
1エリア内個人電信HIGHバンド部門28MHz帯
1エリア内個人電信HIGHバンド部門50MHz帯
1エリア内個人電信HIGHバンド部門オールバンド
1エリア内個人電信LOWバンド部門1.9MHz帯
1エリア内個人電信LOWバンド部門3.5MHz帯
1エリア内個人電信LOWバンド部門7MHz帯
1エリア内個人電信LOWバンド部門オールバンド
1エリア内個人電信・電話HIGHバンド部門14MHz帯
1エリア内個人電信・電話HIGHバンド部門21MHz帯
1エリア内個人電信・電話HIGHバンド部門28MHz帯
1エリア内個人電信・電話HIGHバンド部門50MHz帯
1エリア内個人電信・電話HIGHバンド部門オールバンド
1エリア内個人電信・電話LOWバンド部門1.9MHz帯
1エリア内個人電信・電話LOWバンド部門3.5MHz帯
1エリア内個人電信・電話LOWバンド部門7MHz帯
1エリア内個人電信・電話LOWバンド部門オールバンド
1エリア内個人デジタルデジタル部門オールバンド
1エリア内個人総合総合部門-
1エリア内団体電信HIGH&LOWバンド部門オールバンド
1エリア内団体電信・電話HIGH&LOWバンド部門オールバンド
1エリア内団体デジタルデジタル部門オールバンド
1エリア内団体総合総合部門-
1エリア外個人電信HIGHバンド部門14MHz帯
1エリア外個人電信HIGHバンド部門21MHz帯
1エリア外個人電信HIGHバンド部門28MHz帯
1エリア外個人電信HIGHバンド部門50MHz帯
1エリア外個人電信HIGHバンド部門オールバンド
1エリア外個人電信LOWバンド部門1.9MHz帯
1エリア外個人電信LOWバンド部門3.5MHz帯
1エリア外個人電信LOWバンド部門7MHz帯
1エリア外個人電信LOWバンド部門オールバンド
1エリア外個人電信・電話HIGHバンド部門14MHz帯
1エリア外個人電信・電話HIGHバンド部門21MHz帯
1エリア外個人電信・電話HIGHバンド部門28MHz帯
1エリア外個人電信・電話HIGHバンド部門50MHz帯
1エリア外個人電信・電話HIGHバンド部門オールバンド
1エリア外個人電信・電話LOWバンド部門1.9MHz帯
1エリア外個人電信・電話LOWバンド部門3.5MHz帯
1エリア外個人電信・電話LOWバンド部門7MHz帯
1エリア外個人電信・電話LOWバンド部門オールバンド
1エリア外個人デジタルデジタル部門オールバンド
1エリア外個人総合総合部門-
1エリア外団体電信HIGH&LOWバンド部門オールバンド
1エリア外団体電信・電話HIGH&LOWバンド部門オールバンド
1エリア外団体デジタルデジタル部門オールバンド
1エリア外団体総合総合部門-

8. 交信相手方

  • 1エリア内部門……国内で運用する全てのアマチュア局
  • 1エリア外部門……1エリア内で運用するアマチュア局

9. 呼び出し方法 および 交信方法

  • 電話……CQ JA1 コンテスト
  • 電信……CQ JA1 TEST
  • デジタル……CQ TE
  • デジタル部門における交信の流れ (推奨, NYPコンテスト参考)
    • CQ TE JA1ZLO PM95 (呼び出し側:JA1ZLO)
    • JA1ZLO JA1YWX PM95 (応答側:JA1YWX)
    • JA1YWX JA1ZLO +08 (呼び出し側:JA1ZLO)
    • JA1ZLO JA1YWX R+08 (応答側:JA1YWX)
    • ZLO/100110 73 (呼び出し側:JA1ZLO)
    • YWX/100105 73 (応答側:JA1YWX)
      • “CQ TE”はコンテスト(デジタル部門)の呼び出しです。ソフトウェアの文字数の制限の都合でこのような形としております
      • ソフトウェアの文字数の制限に従い、コンテストナンバーを最後に参考のように送信してください

10. 交信相手方に送信するコンテストナンバー

  • 電信・電信電話・デジタル部門
    • 1エリア内部門…RS(T)+市郡区ナンバー
    • 1エリア外部門…RS(T)+府県支庁ナンバー
      • (東京都特別区、横浜、川崎、相模原、千葉、さいたま市は区番号)
  • デジタル部門についてはdBと市郡区ナンバー(1エリア内部門)または府県支庁ナンバー(1エリア外部門)を交換し、ログのRST欄には”599”とご記入ください

11. 交信により得られる点数

  • 完全な交信で1点
    • 同一バンド内での同一局との交信は電信・電話・デジタルそれぞれ1回まで得点に計上

12. マルチプライヤー

各周波数帯で交信相手局から受け取ったコンテストナンバーの異なり数

  • 電信・電信電話・デジタル部門
    • 1エリア内の無線局……1エリア外の府県支庁数及び1エリア内の市郡区数
    • 1エリア外の無線局……1エリア内の市郡区数

13. コンテスト全体の得点

  • 個人……各周波数帯での交信数の合計とマルチプライヤーの積
  • 団体……各周波数帯での交信数の合計とマルチプライヤーの積 ÷ 運用人数
    • 近年、団体部門において優勝チームが固定化されていて、新しいチームの参入が減っております。そのため、新しいチームでも個人全員が素晴らしい能力を発揮すれば優勝の機会を得られる可能性を作るため、上のような点数計算としています

14. 書類提出

自動集計システムで自動的に得点を計算し受理する

  • やむを得ずメール提出を希望する場合は、下記のお問い合わせ先に個別にお問い合わせください
  • 算出された得点が自分で計算した得点に比べて異常に低い場合は、直ちにお問い合わせください
    • お問い合わせ先メールアドレス : allja1.info☆gmail.com (☆を@に変えてお送りください)

15. 提出期限

2025年(令和7年)7月18日(土)

16. 再提出

  • 提出書類に不備がある場合、再提出をメールにて、要請することがある
    • お問い合わせ先メールアドレス : allja1.info☆gmail.com (☆を@に変えてください)からのメールの受信を可能にしてください

17. 表彰

  1. PDFによる表彰状
    • 部門の書類提出局には、その部門の総提出局数の10%以内で最大7位までの上位局に賞状を提出書類記載のメールアドレスにPDFで送付する
  2. 紙による表彰状
    • 紙の賞状発行(有料)を希望する場合は、順位確定後に送られてくるメールの手順に従って対応すること
      • ハムフェアでの配布と郵送による配布に対応する予定です
      • ハムフェアでの受け取りの場合は印刷代 / 郵送の場合は印刷代および郵送代をお願いする予定です
      • 部におけるコンテスト運営費が切迫しており、このような対応となりました。 ご了承ください。

18. 結果発表

  • 正式な結果発表は当ウェブサイトにおいて行う

19. その他の事項

  • デジタルモードについて
    • DXpeditionモードなど周りに歪みを与えかねないシステムは使用しないこと
    • その他、技術的に歪みを与えない場合はパラレルQSOを使用可能とする(ただしその際、空中線電力の合計値が規則5に準じる)
    • CQを同時に複数に送出することは禁止する
  • 団体の運用人数の定義
    • 運用人数とは、コンテスト開催時間中に運用を行った人数を指す
    • サブオペレーションに関わった人数も含む
    • 書類提出の際、HIGH/LOW/デジタル部門のそれぞれに関して人数を申告のこと
  • その他禁止事項
    • 上記に規定されない禁止事項については、JARLコンテスト規約を準用する

20. お問い合わせ先

  • 規約や書類提出のお問い合わせは、お問い合わせ先メールアドレス : allja1.info☆gmail.com (☆を@に変えてお送りください)までどうぞ

21. 電子ログ

電子ログの作成はロギングソフトzLogが便利です
書類提出用ウェブサイトでは下記のフォーマットでの提出を推奨します

  • 推奨保存形式
    • ADIF(ADI/ADX)
    • ZLOGバイナリファイル(ZLO/ZLOX)
      • .zloファイルを用いてデジタル部門の電子ログを提出する場合、モードを「RTTY」で代用して提出してください
      • zLog令和版デフォルト保存形式の.ZLOXファイルではFT4/8の選択が可能です
    • CTESTWINバイナリファイル(LG8)
    • JARLサマリーシートR2.0以降
      • 手入力や自作ロギングソフトを使用した場合は、正しいJARLサマリー形式が守られておらず、エラーが発生することがあります。その場合はお問合せください
  • 非推奨保存形式
    • JARLサマリーシートR1.0
    • ZLOGやCTESTWINのテキストファイル
    • Cabrillo v3 (CQWWコンテストと同じQSOテンプレート)

非推奨フォーマットでの提出は読み取りに失敗することがあります
万が一読み取りに失敗して点数が下がった場合は直ちにお問い合わせください

22. 個人情報およびログの取り扱い

  • 個人情報を利用する目的
    • ALL JA1コンテストの運営の以下の目的のために、個人情報(住所・メールアドレス・名前・コールサイン)を収集します
      • コンテストの結果の集計
      • コンテストの結果の審査
      • 表彰状の発送
    • 個人情報を上の目的以外で使用する場合には、個人情報提供者の同意を求めます
  • 個人情報の収集手段
    • 個人情報の収集はログの提出時に行います
    • ログ提出ボタンのクリックによって、この個人情報取り扱いに同意したものとみなします
  • 個人情報の第三者提供
    • 以下の場合を除き、個人情報の開示・提供は一切行いません
      • 個人情報提供者の同意がある場合
      • 人の生命・身体・財産の保護に必要であって急を要するもので、本人の同意を得ることが難しい場合
      • 国・地方公共団体(またはその委託者)が法令の定める事務を遂行することに協力する必要があって、本人の同意を得ることがその事務に支障を与える可能性がある場合
  • 提出されたログは以下の目的で使用いたします。
    • ALL JA1コンテストの集計・審査
    • ALL JA1コンテストの講評(ログの一部または全てを相手の局を伏せた形で公開する場合があります)
    • 東京大学アマチュア無線クラブの今後の活動
    • ログの提出ボタンのクリックによって、このログの取り扱いに同意したものとみなします