テレビ受信用ヘンテナを作った話

これは大学無線部 Advent Calendar 2023の13日目の記事です。

自己紹介

こんにちは。東京大学アマチュア無線クラブのJF6CDEです。 今回は、テレビ受信用のヘンテナを作った話をします。

ヘンテナとは

ヘンテナは、上の図のような形状のアンテナです。 図の真ん中のエレメントの中心の赤い点が給電点になります。 真ん中のエレメントの位置を上下に動かすことで、マッチングでき、調整が簡単です。 水平偏波なので、テレビのアンテナとして使えます。

シミュレーション

MMANAを使ってシミュレーションをしました。 家の中に設置することを考え、リアルグランドで地上高を2mに設定しました。 テレビなので、75Ωで計測しています。

SWRも利得も申し分なさそうです。 給電するエレメントの位置について最適化をかけてみましたが、これより良くならなかったので、このまま制作しました。

制作

材料は、太さ2mmの銅線を用いました。 同軸ケーブルは市販の75Ωのものを切って使いました。 ケーブルの片方の端の端子を切り落として使ったのですが、ケーブルが十分長かったので、半分に切って2本にすればよかったと思いました。 寸法に合わせて切って、同軸ケーブルを取り付け、完成したものがこちらです。

使ってみた

実際に使ってみました。 テレビに繋いでチャンネルサーチをした結果が以下の通りです。

Eテレと日本テレビが若干弱いですが、東京で見られるはずのチャンネルはすべて受信できました。 部屋の中で動かすと受信強度が大きく変わって面白いです。

まとめ

ヘンテナは割と簡単に作れて、性能も良く、実用的なアンテナだと思いました。 ここで問題になるのがNHKの受信料ですが、扶養されている大学生なので、この記事を公開した時点では、払う必要がありません。

おまけ

スリーブアンテナの気持で、以下のように、同軸ケーブルの被覆を剥いて、テレビに繋げてみたところ、なんと全チャンネル受信できました。 私は東京23区内のスカイツリーが見えるところに住んでいるので、長さも適当なこんなものでも受信できてしまいました。